猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【肺炎/抗生剤】病状の急変は何故? ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をはぐくむこと(11/11)

犬派の僕が猫と暮らす理由
f:id:masami_takasu:20180912115949j:plain撮影&文:紫藤 咲

ねこさんが元気になったその日の夕方、二回目の抗生剤を打ちに出掛けた。

会社から帰ってきたときも、ねこさんはとても元気で、カプセルの中でじっとしていることがなかった。

獣医さんはいつものごとく大変混みあっており、診察まで二時間あまり待つことになった。

ぼくが通っている獣医さんは口コミで噂が広がった名医さんで、二時間待ちは当たり前。一時間待って受診できるならばラッキーであり、早いほうで、日の出が早く、寒くない夏の日などは朝の五時前から診察の順番どりが始まっている。
診察開始の九時に行こうものなら、十五番目くらいになってしまうのだ。

一匹につき二十分近くの診察時間だとすると、十五番目では昼近くにしか診てもらえなくなる。それでも、この先生に診てもらいたいと、隣の市町村から噂を聞きつけた人まで来るのである。 

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【リンパ腫】1月21日 抗がん剤 ビンクリスチン4-1 ~4クール目(1/12)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20180926100626j:plain文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです)

新しいサプリを注文したり、いろいろとネタをまとめたり(一応仕事もしていますYo!)
なんやかんやで朝まで起きていてしまった飼い主は、
仮眠して病院…のつもりが、思いっきり寝坊!

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【猫の保護/コミック】「ひゃーん」ねこさんが鳴いた! ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をはぐくむこと(10/11)~

犬派の僕が猫と暮らす理由
f:id:masami_takasu:20180913094235j:plain撮影&文:紫藤 咲

ねこさんと暮らすようになって、物が多く、雑然としていた室内をキレイに片付けなければいけなくなった。

ただでさえ動きが鈍いねこさんが少しでも楽になるようにと、不要な家具を一気にどーんっと粗大ごみとして出すことにしたのである。

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【猫の保護/実話エッセイ】重すぎるエリザベスカラー ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をはぐくむこと(9/11)~

犬派の僕が猫と暮らす理由
f:id:masami_takasu:20180913091242j:plain撮影&文:紫藤 咲

パラボラアンテナ状態になって帰宅したねこさんは、首が重たいのか、うつむいていることが多くなった。350gの体重に対して、50gのプラスチック装置。体重の7分の1の重さが首に圧し掛かるのだから、そりゃ、重いに決まっている。

しかし、それでもなお、ぼくは彼の目がよくなることを優先したかった。

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【猫の保護/コミック】ねこさんの食べ残しで、先住犬が肥満 ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をはぐくむこと(8/11)~

犬派の僕が猫と暮らす理由f:id:masami_takasu:20180917210141j:plain撮影&文:紫藤 咲

ねこさんの体重を増やすことに躍起になっていた一方で、実に由々しき問題が勃発していた。この頃、ねこさんは本当に食べ物を口にする量が少なかった。
食べられるだけの量を見積もって作っているはずなのに、毎回、半分以上残してしまっていたのだ。

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【猫の保護/体重が増えない】浮上した肺炎の恐れ ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をはぐくむこと(7/11)~

犬派の僕が猫と暮らす理由
f:id:masami_takasu:20180913092001j:plain撮影&文:紫藤 咲

ねこさんの具合がみるみる悪くなっていくのに、ぼくは体重を増やすことだけを必死に考えていた。なんとしてでも1kgに近い体重にして、抗生剤を打ってもらうんだという思いからだった。

でも、本当はすぐに病院に向かうべきだった。
ねこさんはうちに来てから、ほとんどの時間を寝て過ごしている。歩いてもすぐに立ちどまって、じっと動かない。ちんまりと座って微動だにしない姿は、某アニメの主人公――宅急便のお仕事をする魔女っ子の相棒である黒猫のようでかわいかった。

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【猫の保護/自由診療】心配なのは、まさかの時の治療費 ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をはぐくむこと(6/11)~

犬派の僕が猫と暮らす理由
f:id:masami_takasu:20180906172124j:plain撮影&文:紫藤 咲

ねこさんとの共同生活も一週間を迎えようとしていた頃、ぼくはハットリくんとともに、さらなるねこさんの居室改革に乗り出していた。

ケージは完成し、トイレもセットした。メッシュマットも入れ込み、ねこパンチマシーンも完備された居室。それでもまだ、彼の寝床がどうにも寂しいように感じられたからだ。

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【猫の保護/実話エッセイ】上手くいった、トイレトレーニング ~犬派の僕が猫と暮らす理由|ひとつの命をはぐくむこと(5/11)

犬派の僕が猫と暮らす理由
f:id:masami_takasu:20180906170941j:plain撮影&文:紫藤 咲

ねこさんとの共同生活も五日目あたりになってくると、自立で排泄することができるようになっていた。こうなると早急にトイレを用意しなければならない。

決められた場所ではなく自由に排泄させていては、後々困る事態になりかねないからだ。

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