私の空、マナ 22話
いよいよ春になった、オンボロアパートの辺り!
猫のスペシャリストさんとの約束を守るべく、ベランダの窓から網戸越しに外を見るマナと同居人。
1ヶ月の間、マナには「危ないよマナ、車来るよ」と囁き続けたました。
ここからは、マナとの信頼関係のお話しです。そのため自分が持つ考え、つまり私情を交えたお話しになりますが、お付きあいいただければと思います。
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猫のスペシャリストさんとの約束を守るべく、ベランダの窓から網戸越しに外を見るマナと同居人。
1ヶ月の間、マナには「危ないよマナ、車来るよ」と囁き続けたました。
ここからは、マナとの信頼関係のお話しです。そのため自分が持つ考え、つまり私情を交えたお話しになりますが、お付きあいいただければと思います。
続きを読む――本まとめ読みの内容は――
第2章(全11話)~二人に舞い降りたものは何?~ その後半です。
愛猫マナの避妊手術を、当面延期した作者。そこまでは決めたけれど、そこから先は何も決まっていない。
悩みを抱えながらも、マナとの暮らしは楽しくて――
そうやって、少しずつマナとの絆を深めていく作者でした。
さて、どうなる? マナと同居人。
続きを読む――本まとめ読みの内容は――
第2章(全11話)~二人に舞い降りたものは何?~ その前半です。
本章では愛猫マナの病気(FIV:猫エイズ)発覚と、作者の心境を描いています。
避妊手術前の血液検査で告知された、FIV陽性。その結果に動揺し、涙する飼い主。
さて、どうなる? マナと同居人。
続きを読むねこさんが無事退院することになり、肺炎からの虫駆逐ミッションも完遂となったぼくを待ち受ける最大のできごと。それはお支払である。
ぼくが初めて先生にねこさんを診せに行ったとき、こう言われた。
「猫は犬に比べたら、お金はあまりかからないよ」
しかし、これはあくまで健康が前提の話である。ねこさんがこれほど弱っておらず、問題なくスクスク育っていたならば、通院することも、入院することもなく、体重が増えたら予防接種を二回打つ程度で済んだであろう。
●
その後大きくなっても、病院へ行くのは具合が悪くなったときと、年に一度の予防接種一回だけなのだから、毎月フィラリアの薬(蚊にさされ、虫の卵が体内に入ってしまうと、心臓に巣食って爆発的に増えてしまう病気の予防薬)を飲ませなければならず、狂犬病や混合ワクチンの年一回の接種が必要な犬に比べれば、圧倒的にお金はかからない。
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ねこさんのお腹の中に虫がいるという話を聞いてからは、とにかく彼がトイレに行くたびに、おしっこなのか、便なのかという点に目を光らせていた。便であれば、した瞬間にはねこさんを引き離して、すぐに捨てる。
幸いだったのは、ぼくが留守にしている間に便をすることがなかったことだ。
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さて、帰宅したぼくは早速、虫についての情報集めをした。
詳しそうなフォロワーさんに事情を話すと、さなだ虫とか回虫かなと教えてもらった。すぐに検索すると『回虫症』というものを解説しているサイトを見つけることができた。
続きを読む猫宅の波乱の2015年が終わりました。
さて、2016年はどうなる?
年が明けてしばらくすると、夜に三毛猫が猫宅を訪れる様になりました。
「この子、お腹大きいよね?」
と娘が言いました。またまた猫宅に、嵐の予感です。
●
夜な夜な通ってくるその三毛猫は、最初は玄関の向こう側でご飯を食べてました。
しかしお腹が大きくなってくると、段々と図々しくなって、家の中にも入って来るようになりました。そのまま様子を見ていると、やがて玄関を入って直ぐ左側にある、キッチンにまで上がりこむように――
待合室でいろいろお話しすること一時間半後。ようやく、ぼくの番が回ってきた。
名前を呼ばれて診察室に入ると、スタッフさんに抱えられたねこさんが待っていた。
手の中で、踊るように暴れている。ぼくが抱っこしても、とにかく暴れる。
いやん、いやん、ぼく降りてあそびたいのーん。
じたばた、じたばた、忙しない。このときはまだ退院濃厚ではあるが自信がなかったため、車中にカプセルホテルを置いてきてしまっていた。急いで車に戻ってカプセルホテルを持参して診察室で待たせていたねこさんを入れた。
続きを読む猫宅の話は、一言で言うと、沢山猫を飼っている愛猫家の話である。
少々普通と違うのが、その数が少し我々の予想を超えていて、44匹もの数になっていることだ。
44匹ともなると、普通の一匹や二匹、或いは10匹くらいの多頭飼いの話とは趣が違う。とにかくスケールが大きいのである。
ちょっと考えてみればわかるだろう。普通の猫を飼っている家庭の一か月半分のフードを、猫宅は1日で消費してしまうのだから。
飼い主さんの”女神さん”はそれを、大河ドラマと称したが、まさにその通りだ。それは群像劇の趣で、群雄割拠の戦国時代ものとか、三国志のような印象を受ける。
もちろん、領土の取り合いなどはしないのだが、44匹の棲む猫宅では、きっと夜な夜なそれに似たような、猫同士の駆け引きがあるのではないだろうか?
そう想像するだけで、結構楽しめたりする。
女神さんは、きっとそれどころではないのだろうけれど
――本まとめ読みの概要――
本話では6匹だった猫宅の住人が、なんと21匹まで急増します。6匹程度ならちょっと数が多い多頭飼い。なんとなく理解ができるのですが、21匹になると、もう想像がを越えています。© 2017 Peachy All rights reserved.