猫宅・44の物語 18話
今回のお話は:いちごとの別れ
今回はいちごのお話をしようと思います。
いちごは、前話でお星さまになったムーが産んだ子供です。
猫宅の出産ラッシュの中で生まれて、すぐに猫風邪にかかってしまい、目がなかなか開きませんでした。ようやく開いたときの目が、いちごの様に赤かったので、この名前を付けました。
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今回はいちごのお話をしようと思います。
いちごは、前話でお星さまになったムーが産んだ子供です。
猫宅の出産ラッシュの中で生まれて、すぐに猫風邪にかかってしまい、目がなかなか開きませんでした。ようやく開いたときの目が、いちごの様に赤かったので、この名前を付けました。
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ブログタイプのエッセイ作品で、面白いことが起きた時だけの不定期更新となります。
どうぞお楽しみください。
うちの子にすると決めたのはいいけれど、最大の問題はノミでも回虫でもない。
先住たちとの相性だ。
健康体で問題なくスクスク育ったとしても、先住たちが受け入れてくれないことには、みんなでしあわせワッチョイ生活にはならないからだ。
相性が悪くていつもケンカが絶えないとなっては、ぼくの気持ちも落ち着かない。
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ぼくは今、自分の両親が買った分譲マンションに賃貸契約を交わして暮らしている。
血のつながった実の両親が、ぼくの大家さんということになる。
そこにひなさんとライと暮らしていたのだが、今回のことでちびーずが加わることになった。
ちびーずを保護して引き取ることを、本来ならば両親に相談するべきだったのだが、このところ関係がかなり冷え切っていたため、ぼくは相談を省いて二匹を飼うことにした。
相談したところでどうせ反対されるのは自明の理だった。
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ぼくが二匹引き取る最後の決断を、なぜ神様に委ねたのか。
それは二匹のことを考え始めた辺りから、神様からのご褒美としか思えないようなことがいろいろと起きたためである。
どんなご褒美だったのかを説明する前にまず、二匹を引き取る前のぼくの暮らしぶりを話そう。
続きを読むいろはを保護してからの猫宅は、雄同士シャーシャーはあっても、これと言った大きな変化はなく、同じような毎日が過ぎて行きました。
そんなある日のことでした。
また私は、出会ってしまったのです。新しい命に。
●
その頃私の実母は、入退院を繰り返していました。
何度目かの入退院の時、見舞いに行った帰りのことです。
一緒にいた実妹が、急に呟きました。
「ねーちゃん、この前来た時この辺に子猫が居た」
『なんでその話を私にするかな』というのは、心の中の私の声。
だって、前話でやさいを保護した時に、『この子が最後』『もう、増やさない』と誓ったばかり。(それから更に、いろはが増えています)
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二匹を引き取った翌日の、2019年7月20日土曜日。
ぼくは獣医さんへ二匹を連れて行った。
ノミの心配もあるし、回虫もいるかもしれない。
爪も伸び放題だから切ってもらわねばならない。
回虫の検査をしてもらうため、どちらがしたかわからないけれど排泄物を持って診察を受けた。
今回は、前話で少し触れたこと――、院長先生のもう一つのエピソードについて書こうと思います。
爪のケガで動物病院に行った後、マナこれといった体の変化もなく、元気に過ごしていました。その冬、1月はマナの予防接種をしなければいけません。
●
この年は前年の大雪とはうって変わって、雪が殆ど積もらない日が多く、マナをキャリーバックに入れた私は、それを自転車の荷台に乗せて動物病院へと向かいました。
大丈夫かなと思いながら自転車をこぎ出すと、あらあら安定しています。肩に担いで歩くよりも揺れません。早く気がついていれば良かったのにと思いました。
さすがは我が腹心の友エリザベスです!
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2019年7月19日(金)の夕方。
二匹を預かるためにハットリと会うことになったぼくは、そこで初めての対面を果たすことになった。
車の後部座席の半分を占めるくらいの大きなダンボールの中から、やたらと元気な『みい。みい』という声が聞こえてくる。
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