猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

【子宮蓄膿症・避妊・堕胎】できればやりたくない手術 ~飼い主さん、どうか気を付けてください~

ここは『ハナちゃんの動物病院』(猫版)です。

今日は子宮蓄膿症のお話ですが、ちょっと特殊な症例です。

子宮蓄膿症は、女の子の猫ちゃんの子宮に膿がたまる病気。避妊手術をしていない猫ちゃんは要注意です。しかし今回ママが診た猫ちゃんは、ちょっと普通と違うみたいなんです。
注:以下の記事には、手術の写真が含まれます。

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撮影&文:ハナちゃんママ
 

先日、ある猫ちゃんの避妊手術をしました。
来院した飼い主さんが言うには、「妊娠しているみたいで、おなかが急に大きくなっている」とのこと。

確かに妊娠しており、大きなおなかです。

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まとめ読みのための新サイト Dog&Cat's Stories をオープンしました。

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Withdog、Withcatはこのたび、まとめ読みサイト、Dog&Cat's Storiesをオープンしました。

このサイトは、Withdog、Withcatに掲載した過去の記事を、まとめて読むために作りました。
ただまとめて読むだけでなく、解説付きです。

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【リンパ腫|闘病記】9月30日 抗がん剤始めました ~1クール目(2/13)~【中央生存期間】

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20180128115809j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

今日からはじまる抗がん剤プロトコールのため、猫さんを朝イチで病院へ。

これから抗がん剤投与日は、朝に病院へ行き、血液検査。
それで問題なければ抗がん剤を投与し、時間をかけて点滴も打ってもらい、
夜にお迎えというスケジュールになります。

まず、猫さんの病理検査の結果を記した紙をいただきました。
結果は、祈りは届かず「低分化型」。
進行の早い、悪性度の強いほうでした。

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【分類がまちまち】産業獣医師って、意外に知られていない ~犬猫の飼い主が見た、加計学園問題(その5)~

f:id:masami_takasu:20180116020114j:plain文:高栖匡躬 

今回からいよいよ連載の本題である、産業獣医師のお話です。
正確に言えば“産業動物獣医師”という名称ですが、本記事では引用文以外では簡潔に、”産業獣医師”または、”産業獣医”と表現することにします。

さて、そもそも産業獣医師とは、どんな職業なのでしょう?
何となく知っているようで、実はその実態はあまり認識されていません。

本記事ではまず、産業獣医師とは何かについて解説したいと思います。
恐らく理解しているつもりの方も、ほとんどの方は、その全容を分かっていないのではないでしょうか?
実を言うと、筆者もそうでした。

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【リンパ腫|闘病記】9月29日 確定した病気 ~1クール目(1/13)~【多中心型/分化度】

「その日」が来るまで生きようず!
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文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

Aちゃんの携帯にI先生から電話があり、猫さんの病名が判明しました。

病名は――、多中心型リンパ腫

闘いのはじまりです。
明日、午前中に病院へ行くことになりました。

「どうかリンパ腫ではありませんように」と願ってきたものの、
きっとそうなんだろう、と覚悟はしていました。

なので、ショックはありましたが、わりと冷静に結果を受け入れることができました。

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【疥癬/ヒゼンダニの寄生】カイカイはイヤイヤ ~飼い主さんにも感染するので、注意が必要ですよ~

ここは『ハナちゃんの動物病院』(猫版)です。

『ハナちゃんの不動物病院』(猫版)の始まりです。今日取り上げるのは疥癬(かいせん)ですよ。

ハナのママは、動物病院の先生なんだよ。すごいでしょ。
だから私は、ママの病院の看板犬ってことになるわけ。エッヘン!

これから『ハナちゃんの動物病院』では、ママが犬や猫の色々な疾患について、読み物として楽しめるように、分かりやすく説明していくよ。愛猫さんが今病気でない飼い主さんにも、役に立つ情報をお届けするので、どうか楽しんで読んでね。

あ、ハナには妹のコポーもいるので、コポーのこともよろしくね。

今日は猫や犬の皮膚病、疥癬(かいせん)のお話です。疥癬はとっても痒いんです。飼い主さんも感染しますから、ご注意を!

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撮影&文:ハナちゃんママ
 

たまたま犬の去勢手術をしている時に、その子に皮膚病をみつけました。
腰とひじの皮膚が赤くなって、脱毛と痂疲(かさぶた)がみられます。

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【リンパ腫|闘病記】病理検査、待つべきか? 最後の決断 ~リンパ腫と判明するまで(4/4)~

「その日」がくるまで生きようず!
f:id:masami_takasu:20171212130418j:plain文:miyakonokaori (本記事は2013年に執筆されたものです)

翌日、Eペットクリニックの担当のI先生から電話があり、
病理検査が早ければ月末には出る、遅くとも10月1日には判明するはず、とのこと。
とにかく診てみましょう、となり、猫さんを連れていった。

そのときの猫さんの様子は、前日のぐったりぶりとは打って変わって、ニャーニャー鳴いているし、
隙あらば診察台から降りようとするやんちゃぶり。
先生も「いい目をしていますね」と微苦笑していました。

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【TNR/地域猫/人との共存】野良猫たちの避妊・去勢手術を広めたい ~無責任な餌やりには疑問です~

f:id:masami_takasu:20180112103152j:plain撮影&文:三毛ランジェロ (本記事は、2017年10月24日に執筆されたものです)

現在、我が家では、5匹の風邪っぴき子ニャンコを保護してます。
偶然に出会ってしまったのですが――

私は今、野良猫の避妊・去勢手術を、地域に広めていく必要性を強く感じ、そちらの活動を主に行なっているところです。

以前からずっとずっと、何とかしないと……、と思っていました。
しかし、困った餌やりさんが、とにかく多くて――

 

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