【猫版】あなたが旅立つまでのこと
「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 2月8日、都内は約20年ぶりという大雪に見舞われました。カーテンを開けると、真っ白な雪景色が広がっています。 抱っこして窓辺に立ち、猫さんに雪景色を見せた…
猫さん、この二日ほどで、なにやら急に痩せてしまいました。 おなかが明らかに凹んでいますし、抱っこしたときの感覚も「軽っ」という感じで…。 ガンが栄養を食べてしまっているのかなぁと悲しい気持ちになりつつ、 Aちゃんに「いきなり痩せたよね」と言うと…
「Lアスパラギナーゼ」を投与して、二日目の朝を迎えました。 猫さん、今週も穏やかです。 抗がん剤を打った次の日(今回は、つまり昨日)は、すこぶる調子が良くてごはんも催促。二日目も毎回、いい感じでいてくれるので、きっと今日も大丈夫でしょう。 こ…
今日は朝から冷たい雨でした。 寒くて震えているのにヒーター前には来ず、キャリーにいる――これは具合が良くないときです。 昨日から、猫さんキャリーにいる時間のほうが確実に長くなっていました。 ● 先週、新しいタイプの造血剤、エピ…エポ…エなんちゃらの…
ボスを看取ったかあちゃんと、とうちゃんの小さなお通夜。 翌日にはボスは荼毘に。 あいかわらず、泣き虫のかあちゃん―― でも、ボスの前では強かった、かあちゃん―― しっかりボスを支えたね。 そして、良い見送りをしたね、 立派だったよ。かあちゃん。
家で、かあちゃんの帰りを待っていたボス。 『おかえり』 とボスは仕草を返します。 やがて、ボスとかあちゃんに”その時”がきます。 21年と半年も一緒にいた相棒…… 別れは悲しくて、切なくて…… でもそれは、安息でもあって……
深夜に起きたボスが、いつもと違う仕草を―― かあちゃんの顔を見つめて、必死に母ちゃんの手にスリスリーー 「ボスどうしたの?」 そう問い掛ける、かあちゃん。 しかし、かあちゃんには分かっていました。 それがボスの、最後の挨拶なんだなとーー
ボスに奇跡が! 寝たきりのボスが、暖かい日差しを浴びながら、急に体を起こします。 部屋を見回すボス。 大好きだった日向ぼっこで、何か夢を見たのでしょうか? それとも、別れのサインなの? 泣き虫のかあちゃん―― 覚悟はしているつもりなのに――
少しずつ、しかし確実に弱っていくボス。 『ちゃんと父さんと母さんがいるときに行くから。合図くれるから』 主治医が声をかけてくれます。 動物は不思議です。 飼い主を案じて、ちゃんと”その時”を教えてくれるから―― 言葉は無くても、心は通い合っている。…
ボスに元気に話し掛け、普段通りに接するかあちゃん。 不安な顔や泣き顔を見せないように、懸命です。 看取りの時をいつも通りに過ごすには、強い意志が必要ですね。 飼い主は愛猫の病気と闘うだけなく、自分の弱い心とも闘っているのかもしれません。
「ボスを看取ってあげよう」 そう決めた、かあちゃんは、ボスが嫌がる薬をやめました。 もっと一緒にいたい―― 揺れる心の中での決心でした。 看取る決意は諦めでは無く、強い意志の先にあるもの。 ボス―― かあちゃんはボスのためなら、強くなれたんだよ。
なるべく普通の生活を―― そう心がけるかあちゃん。 『食事を摂らなくなったら2週間だよ』 というのが、主治医の言葉でした。 だからかあちゃんは、「何か、食べたいものある?」と毎日ボスに語りかける。 泣き虫のかあちゃんだけど、 ボスの前では泣かない…
かあちゃんは病院で、ボスの病状を知ります。 「ボスがいなくなる?」 涙が止まらない、かあちゃん。 でもボスはそこから、復活していきます。 どうしてだろう? 動物は不思議―― 飼い主の心に応えようと一生懸命で。 闘病は見えない絆が、はっきり感じられる…
愛猫ボスを置いて入院した、かあちゃん。 ご主人からボスの様子を聞きますが、心配で心配で―― 「ボス、ボス、ボス!」 「待っててね、かあちゃんすぐ帰るからね」 ――そしてかあちゃんは、強行退院。 家ではボスが、かあちゃんを待ち詫びていました。 ボスの…
「私のボスは、逝ってしまいました」 21年と半年、ずっと一緒にいた愛猫の旅立ち。 それからかあちゃんは、泣いてばかりの日々でした。 そして半年―― かあちゃんは思います。 ボスが、生きた事を―― ボスが、最後まで生きる事を諦めなかった事を―― 書き残して…
// 手記を残してみませんか? 猫や犬との暮らしって、段々と慣れて当たり前になってしまいますよね。 奇跡のように家族になったのに―― 何でも無い日常は、本当は奇跡なのにね―― でも、その中にいる時は、気が付かないものなんです。だから――記事で残しません…
撮影&文:miao わたしの申し出で、みゅうさんの治療は点滴になり、みゅうさんは最後の注射をうってもらいました。 その日の夜のことです――数時間出掛けて帰った部屋に、みゅうさんがいません。呼んでも出てこない。押し入れが10cmほど空いています。 「こん…
撮影&文:miao わたしにとって、運命の子、alex。alexと出会った日、わたしが最初に話しかけた言葉は、『おかえり』でした。 どうして『おかえり』なのか?実は、alexがうちの子として帰って来る前に、ひとつの『さよなら』があったのです。 今日はその『お…
我が家の夕(ユウ)は私が保護した猫でした。家族から可愛がられていた夕。しかし夕は、猫白血病による余命宣告を受けていました。 保護活動家三毛ランジェロ氏の愛猫、夕のお話。 余命宣告を受けながらも、家族と楽しく過ごした日々が綴られています。 夕の…
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