猫の話をしようか

Withcat 猫と飼い主の絆について

今を生きるあなたへ

【初めての本格的な飼育】愛を求めて旅立った猫 ~猫を拾うということ(その3)~

文:はくたく さて。ふてぶてしき虎猫・『とりま』の次に俺が出会ったのは、生後二ヶ月ほどの子猫であった。 『とりま』が去って数ヶ月。事故で重傷を負った俺の体もずいぶん回復してきて、飯も普通に食えるようになっていた頃のことだ。 ある日曜の朝。俺は…

【掌編作品】【尾行してみよう】タロウの散歩道 ~目撃、猫会議!~

文:奥村來未 猫のタロウはいつも、どこを歩いてきているのだろうか。子供時代、度々疑問を抱いていた。 散歩したいとき、玄関戸の前で鳴き、帰ってくると玄関戸の前で鳴く。「どこへ行ってきたの?」タロウに聞いても、横目で私を見るだけで、「教えない」…

【掌編|猫が見つけた宝物】タロウのお告げ ~夢に出てきたその箱には~

文:奥村來未 いつもは、愛犬Mackの思い出を綴っている私ですが、今回は私が幼稚園の頃に一緒に暮らしていた猫の「タロウ」の不思議なお話をさせていただきたいと思います。 タロウは、真っ白な美しい雄猫でした。私が幼稚園の頃、近くの公園でフリーマ…

【野良猫/猫の飼い方】とりまと俺。そして無責任の終わり ~猫を拾うということ(その2)~

文:はくたく 今は家族が猫嫌いで猫を飼っていないわけだが、これまで猫を飼ったことがないわけではない。それどころか、学生時代のある時期から十年ほどは、俺の生活に猫を欠かしたことはなかった。 最初に飼った? のは学生寮に出入りしていた成猫であった…

【保護/里親/譲渡】猫たちの回復と、新しい家族 ~ビアンカとネーロとグリジア(後編)~

年が明け、救い出した3匹は次第に回復していきます。 猫本来の可愛い姿になった3匹は、人にも慣れ、やがて新しい家族のもとに。 冬は特に保護された猫と、そうでない子の運命が別れます。 幸運にも救われた命。 幸せになって欲しいですね。

【野良/仔猫/捕獲器】2匹の猫を保護したのは、もう年の瀬でした ~ビアンカとネーロとグリジア(前編)~

年の瀬迫る2016年冬のこと。 「心配な仔猫がいる」と、急な連絡が入りました。 その場所に行くと、3匹の子猫が風邪をひいて酷い状態。 寒さの厳しい冬の時期は、一刻の猶予もありません。 早速、その子たちの確保が始まりました。

【猫が斬る/ミサイル開発】1発の核兵器よりも恐いもの ~思想家の猫、ピッピと共に(その1)~

文:夏目潤一郎 白いマグカップ一杯にコーヒーを淹れた私は、ソファーに深く腰を下すと、TVのリモコンを手に取った。出勤前にワイドショーのはしごをするのが、私の日課だ。 若い頃は新聞を3紙とって、全紙を斜め読みをしていたものだが、だんだんと面倒…

【苦い経験】縁があれば、また会える ~猫を拾うということ(その1)~

文:はくたく 苦い経験がある。 ある年の台風の過ぎ去った早朝。俺は犬の散歩中に子猫を拾った。最初は猫だと分からなかった。白黒ブチのその子猫は、掌にすっぽり収まるくらいに小さく、色も形もまるで紙くずそっくりだったからだ。 道の真ん中にうずくまっ…

【掌編小説】【猫と恋人たちの物語】ルルとエカ ~二匹の猫と、俺と、沙耶香~

作:鈴江さち 二人して並んで歩くこの街の空はいつも通り――ちっぽけな一個の人間なんか、気に掛ける理由もなく、真っ青に晴れ渡っている。久しぶりに、何の理屈も言い訳もなく、ただデートをする俺たち。隣りを歩く沙耶香の横顔は、笑っている。 沙耶香はな…

いちばん大切なのは、猫との信頼関係 ~猫に甘噛みをさせちゃだめ(後編)~

文:三毛ランジェロ 甘噛み猫にしないためのトレーニング。後編です。 具体的に何をやるのかお知らせする前に、まずは猫社会の猫同士ではどうなのか、考えて見ましょう。 親や兄弟は、どうやってそれを子猫に教えるかと言うと、痛かった時には大きい声でギャ…

子猫の時から気を付けてあげて ~猫に甘噛みをさせちゃだめ(前編)~

文:三毛ランジェロ 今日は、猫の甘噛みの直し方をお知らせしましょう。子猫の甘噛みは痛くもなく、可愛いものですが、ちゃんとトレーニングをしてあげないと、成猫になって問題行動に発展するかもしれません。

冬の猫のことを知っていますか? ~知っていましたか? 猫には厳しい季節~

文:三毛ランジェロ 12月に入りました。 寒さが深まるこの時期でも、猫の出産は止まりません。この時期に生まれた小さな命は、一体どのようになるのでしょう? 冬に保護される猫は、夏と違って親猫と一緒にいる2~3匹だけです。 それは何故か?―― ● 5匹生まれ…

11月18日~22日|緊迫の時間と弛緩した時間。どちらも保護活動。~活動の限界? 命の限界?(その9:最終回)~

// 撮影&文:三毛ランジェロ 我が家に残ったトイと、ティアラ。 里親はなかなか決まりません。実は保護活動の重要な側面(困難な側面)は、保護と譲渡の間にある、”待ち”の時間が大きということにあるのです。

11月8日~17日|ひざ乗り猫は、幸せへの準備。~活動の限界? 命の限界?(その8)~

// 撮影&文:三毛ランジェロ 保護活動が進むと、里親募集がはじまります。 しかし、マッチしそうな希望者はそう簡単にはあつまりません。お見合いをして、トライアルをして、段々と距離を縮めていくしかありません。 今回の記事は、のんびりした内容に見え…

11月1日~3日|そして11日目~13日目。~活動の限界? 命の限界?(その7)~

// 撮影&文:三毛ランジェロ 子猫たちは持ち前の生命力で、驚くような早さで回復してくれます。つい数日前まで、命の危険があったとは思えない程です。 保護(確保)の後、健康な状態にすること。人慣れして可愛がってもらえるようにするところまではこぎつ…

10月27日~29日|さあ、幸せになるための練習をしよう ~活動の限界? 命の限界?(その6)~

// 撮影&文:三毛ランジェロ 仔猫たちはの体が回復してきました。そうなると活動は次の段階に移っていきます。 新しい飼い主さんをみつけて、その方にそこに譲渡するのです。猫にとってみれば、家族ができるということ。捨て猫が、保護猫になって、飼い猫に…

10月22日~26日|仔猫の回復。それは苦悩のはじまり ~活動の限界? 命の限界?(その5)~

// 撮影&文:三毛ランジェロ 5匹目の子を保護し、それぞれの健康状態が次第に回復してきました。 最も緊迫していた時間は、乗り切る事ができました。以下に見ていただくように、皆さんの安堵がこちらにも伝わってきてほっとします。 次は子猫たちの健康を見…

10月21日|諦めようとしたその時――5匹目を発見 ~活動の限界? 命の限界?(その4)~

// 撮影&文:三毛ランジェロ また雨が降り始めました。しかしどうしても気になっている5匹目の子を、保護してやる必要があります。 幸いなことに、最初に保護した3匹は元気になりました。4匹目の子も回復してくれるでしょう。 私のツイートには初日から、そ…

【猫の保護/緊迫する現場】10月20日|子猫の生命力に感謝。そして人間の罪深さに慄く。~活動の限界? 命の限界?(その3)~

撮影&文:三毛ランジェロ 前日の雨がやみました。残る2匹の捕獲をしなければなりません。私は早朝から、活動を再開しました。 何を置いても、まずは捕獲する事です。それがなければ何も進みません。 猫風邪で目が見えなかったり、体力を落している子猫は、…

【猫の保護/コクシジュウム症】10月19日|降り始めた雨。子猫のケアと捕獲の試み ~活動の限界? 命の限界?(その2)~

撮影&文:三毛ランジェロ 前の日に捕獲したのは3匹。あと2匹が残っています。 降り始めた雨。それは既に弱っている子猫の体力を奪うはずです。そしてその雨は、2匹の保護(捕獲)を困難にするのは明らかです。しかし、それでもやるしかありません。時間…

【猫の保護/現場ドキュメンタリー】10月18日|全てはこの日から始まった ~活動の限界? 命の限界?(その1)~

撮影&文:三毛ランジェロ 保護活動というのは、人がやる以上は限界があります。マンパワーの限界、割ける時間の限界、資金の限界がそれです。ボランティア自体の限界と言っても良いでしょう。 我が家は団体に属さず、個人で保護活動をやっています。政治的…

【デスメ膜瘤】失明の危機を乗り越えて ~保護した子猫ステラのお話~【目薬で治療をした結果】

我が家の猫ステラは、デスメ膜瘤という目の病気でした。治癒の難しい角膜の疾患でしたが、懸命の努力で奇跡的に回復をしました。

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