2018-01-01から1年間の記事一覧
「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 今日になっても、猫さん、やはり瞳孔が開いたまま。 前回、I先生に話したときはスルーだったので、気にしなくていいようにも思うし…でもどうにも気になるし…
「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 今日は食欲も少し戻ってきて、飼い主をホッとさせた猫さん。穏やかな時間を過ごせています。 3時にコルディMを飲ませましたが、ここのところ、コルディMのあとに…
老猫アルバム Vol.1 老猫アルバムは 頑張る老猫を応援する、アルバムページです。大好きな愛猫の写真に、飼い主からの一言を添えたメッセージカード形式。 自薦他薦を問いません。ご応募方法は本記事の最後の方に。姉妹企画の老犬アルバムはこちらです。 老…
文:奥村來未 私に問いかけられたタロウは、恥ずかしかったのだろうか?それとも、鬱陶しかったのか?クルッと背を向けると、私を無視して三毛猫とイチャつきだした。「そうかあ。タロウは彼女に会いたくて飛び出したんだな」 これ以上薄暗い部屋に留まるの…
「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 順調そうに見えた猫さんですが、本来だったらもう一度、下痢止めのお薬を与えるはずだったのに、飼い主が様子を見てしまったために、昨晩、また下痢が復活してし…
文:奥村來未 タロウが脱走した。あれは私が、小学校にあがって初めての夏のことだった。ほんの一瞬の出来事。少し暑かったので私が居間にある小窓を開けたとき、まるでそれを狙っていたかのように、タロウの白い残像が私の横を駆け抜けて飛び出していった。…
「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 抗がん剤の翌日は毎度落ち着いているのですが、今日の猫さんも穏やかでいてくれています。 がしかし、今までの抗がん剤と違うのは、これまでの薬剤は、だいたい…
足の怪我で病院にやってきた猫ちゃん しかしその怪我は想像した以上にひどくて―― 猫も犬も、体の機能が失われても、必ずそれに順応しますよね。 くよくよしないで、あるがままを受け入れてしっかりと生きる。 きっとこの子もそうだと思います。
ねこさんの食事のノルマを達成するため、頭を悩ませるぼく。 やがてそれは、ぼくを過酷な生活サイクルに追い込んで行く。 「生きることを諦めている」 ハットリくんの言葉が頭をよぎる。 ぼくがねこさんの生死を握っているんだ。
「その日」がくるまで生きようず!文:miyakonokaori (本記事は2014年に執筆されたものです) 今日はほとんど眠れないまま、病院へ行くことになりました。簡単に、病院へ行くまでのことをまとめますと―― ――日付が変わり、14日―― 1時30分・コルディM10ml。そ…
ボスを亡くしたかあちゃん。 さみしい、さみしい、さみしい…… ついボスを探してしまう、毎日―― そんな時、ボスが夢に出て来て言ったのでした。 『俺幸せだった次の子迎えて』 ――かあちゃんは、号泣 そして運命の電話が―― 「ホープ、うちの子になる?」
ついにその男がやって来た。 友人であり、猫飼いの水先案内人にして、霊的能力をもつ男――、ハットリ。 「なんか、こいつさあ。目がヤバイよね」 言いたい放題の、口の悪いハットリ。 そして彼は遂に、”運命の一言”をぼくに告げるのでした。
Withcatで老猫アルバムの企画を始めてから、思ったことがあります。 「猫の時間は共通なんだな」ということです。 犬には小型犬、中型犬、大型犬で、別々の人間年齢年齢換算表があり、場合によれば超小型犬と超大型犬も別の換算表があります。しかし猫にそれ…
ボスを看取ったかあちゃんと、とうちゃんの小さなお通夜。 翌日にはボスは荼毘に。 あいかわらず、泣き虫のかあちゃん―― でも、ボスの前では強かった、かあちゃん―― しっかりボスを支えたね。 そして、良い見送りをしたね、 立派だったよ。かあちゃん。
ねこさんの買い物を終えたぼくは、百円ショップへ。 そこで、ぼくはアレを見つける。 家に帰ると―― 『ゴロゴロゴロゴロ……』 喉を鳴らして喜ぶねこさん。 それまで泣きもしなかったのに、前足でふみふみまで。 ありがとうアレ! 超絶ラッキー!
家で、かあちゃんの帰りを待っていたボス。 『おかえり』 とボスは仕草を返します。 やがて、ボスとかあちゃんに”その時”がきます。 21年と半年も一緒にいた相棒…… 別れは悲しくて、切なくて…… でもそれは、安息でもあって……
ねこさんの暮らしを快適にしようと、ペットショップに。 そこには、見たこともない猫用品の数々―― これ、皆が経験しますよね。 何が必要か分からず、どれも必要そうに思えて、 うちも沢山買いました。無駄なもの。 さて、新米飼い主、何を買うのか?
深夜に起きたボスが、いつもと違う仕草を―― かあちゃんの顔を見つめて、必死に母ちゃんの手にスリスリーー 「ボスどうしたの?」 そう問い掛ける、かあちゃん。 しかし、かあちゃんには分かっていました。 それがボスの、最後の挨拶なんだなとーー
朝を迎えると、なんとねこさんの左目が、目ヤニでくっついている。 目薬がさせない…… ――なんで? どうしてこうなるの? 食事のこと、排せつのこと、 どれもまだ不慣れなのに―― 次々とぼくに襲いかかる難題。 猫初心者の闘いは、始まったばかり。
ボスに奇跡が! 寝たきりのボスが、暖かい日差しを浴びながら、急に体を起こします。 部屋を見回すボス。 大好きだった日向ぼっこで、何か夢を見たのでしょうか? それとも、別れのサインなの? 泣き虫のかあちゃん―― 覚悟はしているつもりなのに――
ねこさんを家に連れて帰った、ぼく。 まずは先住犬とのご対面、なのだが―― ――あかーん 次は、お腹のすいたねこさんにミルクを―― ――ひぃっっっ そして、次は排泄―― ・・・ 分からないことだらけ。 こうして1日が過ぎるのでした。 頑張れ新米飼い主!
カイカイの元になるあいつが。 寄生虫はダニだけでなく、ノミ・マダニ・フィラリア・消化管内寄生虫など色々。 恐ろしい病気を媒介することもあるので、予防は必ずしてくださいね。
少しずつ、しかし確実に弱っていくボス。 『ちゃんと父さんと母さんがいるときに行くから。合図くれるから』 主治医が声をかけてくれます。 動物は不思議です。 飼い主を案じて、ちゃんと”その時”を教えてくれるから―― 言葉は無くても、心は通い合っている。…
ねこさんの貰い手が見つかるまでは、自分で頑張ってみようと決めた、ぼく。 しかし、知らない事ばかり。 ノミの駆除も、爪を切ることも。 ――そして結膜炎のこと。 獣医師の言葉に、思わず「まぢかよー」とぼく。 さあ、ここがスタートライン。
ボスに元気に話し掛け、普段通りに接するかあちゃん。 不安な顔や泣き顔を見せないように、懸命です。 看取りの時をいつも通りに過ごすには、強い意志が必要ですね。 飼い主は愛猫の病気と闘うだけなく、自分の弱い心とも闘っているのかもしれません。
// 闘病記について(下記冒頭部は、Withdog《犬版》と共通です) 皆さんは、愛犬家の闘病記について、どのようなイメージをお持ちでしょうか?きっと愛犬が健康なうちは、あまり気にも留めないものだと思います。我が家でもそうでした。 愛犬が病気になり、…
里親探しをお願いするために、信頼する獣医さんを訪れたぼく。 快く迎えてはくれたものの、そこで現実を知ります。 「拾ってお願いしますと丸投げなら、誰だってできる」 と獣医さん。 ――確かにそうだ。 考えてみようよ。 ひとつの命を救うこと。
「ボスを看取ってあげよう」 そう決めた、かあちゃんは、ボスが嫌がる薬をやめました。 もっと一緒にいたい―― 揺れる心の中での決心でした。 看取る決意は諦めでは無く、強い意志の先にあるもの。 ボス―― かあちゃんはボスのためなら、強くなれたんだよ。
文:高栖匡躬 さて、この連載ですが、ようやく最終回です。 一口に産業獣医師と言っても、それが産業動物を診療する獣医師だけを指す場合と、防疫や食の安全を担う公務員獣医師も含んでいる場合があって、そう簡単に書くことが出来ません。 実は、簡単に書け…
猫さんを連れ帰ったものの、ぼくの知識はゼロ。 性別。月齢。種別。すべて不明。 猫さん――、謎だらけ。 友人のハットリ君か、旧知の獣医さんに託そうとするのだが―― さて、託せるのか? 本当に? 猫さん、ときどきミーと鳴くばかり。